血管年齢とメロン
血管年齢の高い人に是非摂っていただきたいのが、血栓を予防・溶解する成分です。納豆に含まれるナットウキナーゼやタマネギの硫化アリルが有名ですが、今回ご紹介するのはメロンです。ちょっと意外かもしれませんが、実はメロンにも血液凝固を防ぐ成分が含まれているのです。
血管は老化すると肥厚して硬くなり、もろくなって傷つきやすくなります。血管壁が傷つくと修復の為に血栓が集まりますが、やがて血栓は剥がれて血管中を漂うことになります。その血栓が血管の狭くなった部分に詰まってしまうと、脳梗塞や心筋梗塞に至ります。
その為、動脈硬化で血管年齢が高くなっている人にとって血栓は脅威です。この血栓対策に有効な野菜はタマネギを筆頭にシロネギ、ニンニク、トマト、ホウレンソウなどがありますが、メロンにはそれらと同等、もしくはそれ以上の効果があると言われています。メロンは甘くジューシーですから、血管年齢の高い方のデザートにぴったりですね。
メロンは食べ頃になると、独特の甘い香りが漂い始めます。良い香りがして、メロンの下の部分が押すと少しへこむくらいの硬さになったら、冷蔵庫で冷やしていただきましょう。食べる3時間くらい前に冷蔵庫に入れると良いそうです。
食べ方としては、「ワタを捨てない」のが鉄則。実はこのワタにこそ、血栓予防効果のあるアデノシンが多く含まれているのです。少し面倒ではありますが、種だけ丁寧に取り除いて、ワタはしっかり食べましょう。血管年齢の高い人の、せっかくのお助け成分ですので、無駄にはしたくないものです。