血管年齢とココア
血管年齢の若返りに良い、と言われているもののひとつに、ココアがあります。ココアには様々な健康効果があることが分かってきており、最近は嗜好品としてよりも健康食品として、注目を集めていますね。
しかし「じゃあ、ココアって何?」と問われると、ちょっと困る人も多いはず。血管年齢の若返りやその他の効果が期待されているものの、ココアの原料や製法は意外と知られていないようです。「チョコレートの親戚?」くらいの認識しかないのが、普通ですよね。
ココアは、炒ったカカオ豆からカカオバターと呼ばれる油脂分を一定量取り除き、細かく粉砕して粒子状にしたもの。ちなみに、カカオバターを取り除かずに練って成型したものは、チョコレートになります。
ココアはカルシウムや鉄、亜鉛等のミネラルや、リラックス効果のあるテオブロミンを含みます。また血管年齢に関しては、ココア中のポリフェノールやリグニンが有効。これらの成分はコレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化のリスクを軽減してくれると言われています。
実際、ココアの摂取についての研究では、最大で4.7mmHg血圧が下がるという結果も出ているそうです。動脈硬化は高血圧との関わりが深い病気であり、血圧のコントロールが予防のひとつのカギですから、ココアのような食品を利用していきたいものですね。
ただ、ココアはやはり甘くして、クリープなど加えて飲むのが美味しいもの。これを飲み過ぎると糖分や脂肪分を摂り過ぎてしまいます。血管年齢を下げるつもりが逆効果、ということになりかねませんので、その点には気をつけましょう。