血管年齢と骨年齢のお話

血管年齢と骨年齢のお話

血管年齢に限らず、最近は「○○年齢」という言葉をよく聞くようになりました。肌年齢は言うに及ばず、腸年齢に肺年齢、骨年齢、筋年齢などと、体の組織の若さを測ることが流行って来ているようですね。

中でも血管年齢と骨年齢はよく取り沙汰され、詳しい測定が行える病院もたくさんあります。血管年齢や骨年齢は深刻な病気との関わりが深く、測定を希望する人が多いですし、機器での測定が簡単に行えます。その為、血管年齢と骨年齢の測定を行う病院が増えているのでしょう。

肺年齢の測定を行っている病院はまだ少ないですし、腸年齢も問診リストを使って判定するくらいで、機器を用いての測定は余り行われていない模様です。筋年齢については、わざわざ病院で測定しよう、という人自体が少ないように思われます。

骨年齢の測定はレントゲンや超音波を使い、骨に含まれているカルシウムの量、つまり骨密度を調べるというものです。調べる部位は、手の平や腕、脊椎、かかとなど様々です。

現在の日本では、骨密度が低く骨折しやすくなる骨粗しょう症患者が、約1000万人もいると考えられています。骨粗しょう症の為骨折したことがきっかけで、寝たきりになってしまう高齢者も多いです。

特に女性は骨粗しょう症になりやすい為、病院へ測定に行くかどうかは別としても、骨年齢には注意しましょう。カルシウムをしっかり摂れる食生活と適度な運動が予防の要ですので、若いうちから心がけていきたいものです。