血管年齢の検査
血管年齢は実年齢と比べてどれだけ血管が老化しているかを
知る目安で、老化現象は主に動脈硬化を言います。
そして、動脈硬化とコレステロール、動脈硬化と血圧は密接な
関係があり、それぞれの関係性を前回までの記事で色々と説明
してきました。
そこで、「年齢も年齢だし、自分の血管年齢を知りたい」と
お思いの方もいる事でしょう。
血管年齢は、日常生活のチェックリストである程度の出す事は
できるのですが、あくまでも自己チェックなので、
正確な血管年齢を知りたいという方は病院で血管年齢の検査を
受ける事をおすすめします。
血管年齢を知る為に、病院ではどのような検査をしているのか
と言うと、主にエコー検査・血圧脈波検査と呼ばれるものがあります。
エコー検査は、頚動脈に超音波を当て、脳血管が詰まって
いないかどうかを判定する方法です。
血圧脈波検査は、心臓から出た血液の脈波が手足に届くまでの
速度を測る方法です。
最近ではCAVI(キャビ)という検査方法もあり、上記の検査よりも
正確に血管年齢がわかるそうです。
これらの血管年齢測定検査に興味のある方は、循環器内科で
検査ができますので、お近くの病院に問い合わせてみると良いでしょう。
「血管年齢の検査は痛いの?時間はどれくらいかかるの?」
と心配される方も多いかもしれませんが、患者の負担は
ほとんどなく、どの検査も長くて20分くらいで終わります。
そういった意味で、血管年齢の検査は気軽に受けられる検査と言えますね。
ご自身の血管年齢を知り、血管年齢が実年齢と同じか低ければ
現状維持、血管年齢が実年齢を大幅に上回った場合はその日から
血管年齢を下げる為の対策をすれば良いのです。